論語「里仁第四15」
子曰 參乎 吾道一以貫之 曾子曰 唯 子出 門人問曰 何謂也 曾子曰 夫子之道 忠恕而己矣
しいわ(子曰)く、しん(參)や、吾が道はいつもって(一以)これ(之)をつらぬ(貫)く、そうし(曾子)曰く、い(唯)、しい(子出)ず、 門人と(問)うていわ(曰)く、なん(何)のいい(謂)ぞや、そうしいわ(曾子曰)く、ふうし(夫子)の道は、ちゅうじょ(忠恕)のみ。
論語「衛霊公第十五2」
子曰 賜也 汝以予為多学而博識者興 對曰 然 非興 曰 日也 予一以貫之
しいわ(子曰)く、し(賜)や、なんじ(汝)は、われ(予)をも(以)って多く学びて之を識る者と為すか、こたえ(對)ていわ(曰)く、 しか(然)り、ひ(非)なるか、いわ(曰)く、ひ(非)なり、われ(予)はいつもって(一以)これ(之)をつらぬ(貫)く
”一以貫之”は、論語「里仁」編の第四と「衛霊公」編の第十五に出てくる孔子の言葉です。孔子は”一つの道に信念をもってこれを貫く”と言われているものと解釈しています。
技術者として、約半世紀弱の間、ものづくりの中で、特に設計業務を中心に仕事をしてきた中で、P3(ピー・キューブ)というコンセプトを築いてきました。”ご挨拶”で説明している通り・Principle(原理・原則), ・Progress(進化・発展),・Proud(誇り)ですが、私の技術者としての”一以貫之”の道は、今後も、この3つのPを念頭に、また斯く在りたいと考える次第です。